北陸新幹線が開業して一ヶ月たった、去年の4月、僕も金沢まで乗ってきました。
10:52 上野 発 新幹線はくたか559号 金沢行き

新幹線に乗ればあっという間!実施は3時間くらいかかるのですが、上野から座ったまま、居眠りしてれば到着できるということで、金沢は東京から近い都市になりました。
印象的だったのは、長野でほとんど客が降りたこと、日本海側に出たら車内放送で「まもなく富山湾が見えます」などの案内放送があったことです。あとは、新幹線にありがちな、やけにトンネルが多いなあーという感想ですね。
ということで新幹線レポート終わり。
13:59 金沢 着
IRいしかわ鉄道 金沢 〜富山 (あいの風とやま鉄道)

金沢から「北陸周遊乗車券」を使います。これは、2500円で北陸の在来線が乗り放題!安いです!!
ただし、買うためには条件があって、「えきねっとトクだ値」か「モバイルSuica特急券」を使って北陸新幹線に乗った人にだけ発売されるようです。今回はモバイルSuica特急券を使いました。
手動改札! pic.twitter.com/VqWQVvzJxm
— susumuis (@susumuis) 2015年4月30日
IR線のホームには結構新し目の車両が停まっていました。
14:23 金沢 発 普通 富山行き
15:20 富山 着
駅舎、駅前はこんな風に改装されていました。新幹線停車駅ってすごいですね!
あいの風とやま鉄道 富山 〜 えちごトキめき鉄道 泊 〜 直江津
15:40 富山発 普通 泊行き
16:31 泊 着
16:33 泊 発 普通 直江津行き
この時書いたとおり、トンネルの多い新幹線より景色は断然在来線ですね!旧北陸本線の車窓は日本有数の景観だと思います!右手に薬師、立山連峰、剱、左手に日本海が見えます。特にえちごトキめき鉄道線区間に入ると、親不知付近は本当に海にせり出したところを走ります。山側は断崖です。さすが、親知らず子知らずの難所です!
昔は419系という、通称「食パン」と呼ばれる車両が複数両編成で走っていました。もともと長距離夜行特急用に設計された車両を改造したものなので、地元の高校生とかの足には乗りにくさはあったと思います。しかし、これに乗ると「北陸に来たなあ」という、旅情を感じたものでした。

今は、ET122系という気動車が1両で走っています。海あり山ありの絶景のなか、小さな1両の車両が頑張ってコトコトと行く。これはこれで、情緒を感じます。

ところでこのET122系をめぐっては、ちょっとした小話があります。
そもそも、なぜ電化をしている区間を軽油で走る気動車が使うのでしょうか。それは、この路線区間内に交直切替があり、通して走るためには交直両用車両を走らせる必要があるからだそうです。419系は交直両用電車の一例です。しかし交直両用電車はとても維持費が高いです。そのため、トキめき鉄道は気動車を走らせるという選択をしました。
ところが、トンネルが多い区間に気動車を走らせることには万が一火災が起きたらどうするかなど地元の反対もあり、新型車両が作られたそうです。それがET122系です!詳しくは以下の記事や、Wikipediaを読んでください。
電車を使えるのに使わない鉄道会社 その理由とは | 乗りものニュース
えちごトキめき鉄道ET122形気動車 | WIkipedia
17:45 直江津 着
直江津についた頃には日も大分落ちていました。
直江津駅はJR東日本とJR西日本の境界駅でしたが。今は、JR東日本、えちごトキめき鉄道、北越急行の3社の旅客扱いをしています。駅の窓口はJR・北越急行と、トキめき鉄道で2つに分かれていて、後ろ側でつながっていましたが、その日いたのはトキめき鉄道の女性の駅員さんだけでした。
彼女は後ろの通路を回って両方の窓口を行き来しながら一人でさばいています。「おい、JRの職員はいないのか!」と怒る客に「おりません。少々お待ち下さい!」とめげずにテキパキと対応する姿は感動を覚えました。
この瞬間、僕はトキめき鉄道のことが大好きになりました。頑張って!
北越急行 直江津 〜 十日町 (超特急スノーラビット)
さて、ここからお待ちかね、スノーラビットに乗ります!
超快速スノーラビットは北越急行が出した切り札列車で、停車駅は、直江津・十日町・越後湯沢です!そうです!北陸新幹線改行で廃止となった、「特急はくたか」号の停車駅です!
特急はくたか号は、681系、683系という車両を使用して越後湯沢から新幹線の客を金沢まで運ぶ特急で。北越急行線内は時速160kmで走行し、国内在来線では最高速度を誇っていましたが、北陸新幹線開業によって廃止されました。
しかし、上越市の中心・直江津には新幹線は止まらず、隣の上越妙高まで行く必要があります。そこへ目をつけた北越急行は、時速160kmではありませんが、普通列車車両を使用して同じ停車駅で一日1往復走らせました。直江津からなら、北陸新幹線を利用するよりも安いです。

17:55 直江津 発 超快速 スノーラビット 越後湯沢行き
直江津は駅弁が有名な駅でもあります。そんなわけでかにめしです。ただ、超快速に載ってる時間は30分ほどしかありません。ほとんど焦ってせっせと食べていたら、トンネルをいくつか抜けて、あっという間に十日町に着きました。
18:26 十日町 着
十日町 越後妻有交流館キナーレ・明石の湯
旅には温泉を付けることがモットーです。今回は十日町駅から徒歩5分のところにある、越後妻有交流館キナーレ・明石の湯に寄ることにします。地元の人が車で来るための入浴・コミュニティ施設のようですが、日帰り旅行にも使えます。浴室が広くていいお湯でした(笑)。地酒も売っていてラッキーです。
19:27 十日町 発 普通 六日町行き
19:43 六日町 着
19:49 六日町 発 普通 越後湯沢行き
20:10 越後湯沢 着
20:24 越後湯沢 発 新幹線MAXたにがわ414号 東京行き
21:50 上野 着